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材料は厳選されたものを使うこと。
それが年月が経つにつれいい年のとり方をするものであること。
日光や雨、住む人の使用に対し、美しく朽ちてゆくものは、そのものひとつひとつが物語を持っているのである。
庭に川が流れているようなデザインをした時、目にも手にも馴染んでいるこれらの素材は
川で遊んでいた頃のなつかしい思い出を呼び起こしてくれるだろう。
山のふもとを散歩するような。シェフの考えたキッチンガーデンのような。
子供達といつも一緒に遊べる公園のような。
住む人の生活スタイルに合わせ、それがさらに楽しく豊かであるように、
一切の妥協もせずに作りあげる。それが「れんみの庭」である。
(株)東万 常務取締役
チーフデザイナー 鈴木錬美

日々、『お庭』や『外構/エクステリア』についてのご依頼を頂いております。皆様からご相談をいただきます内容は、非常にパーソナルな内容です。私共は、れんみの庭の考えの基、皆様の役に立てますように、社内、社外での研究会を開催して、人材の育成に努めています。



去年、2009年静岡県浜松市で開催されました。ワールドガーデンコンペティション(WGC)にて、受賞させていただきました。この競技会を通じて、世界のトップガーデンデザイナーと同じ舞台で庭づくりを行なうことができたことは何ものにも代えがたい経験をさせて頂きました。


一人の男であり、また、父である一人の人間が『息子のために庭』という主題に基づいた素材選びにこだわりました。大人が一人で持てる大きさの材料をチョイスして現場で組み上げました。
植物の配置は、センスと想像力を問われる重要な仕上げの仕事です。

2000年のチェルシーフラワーにて、ゴールドメダルを獲得したケイト・フレイさんの作品は、ワインをモチーフにした、とてもワイルドな庭でした。その庭の作庭者と自分の作品の前で、庭についてのお話ができたことは大変光栄でした。
「れんみの庭」施工例はこちら
「織田信長の生母の墓の整備をして欲しい。」
四天王寺の住職からのその様に聞いた時に、一人の庭に携わる者として大変名誉な事だと感じたのと同時に、心を清めて取り組まなくてはならないという緊張感を持った。
老いた大樹の葉が幾重にもおおい被さるようなうす暗い一角に、その墓石はあった。
表皮のうすくめくれた石は、榊原の山のより取り出された砂岩であるという。
この自然なたたずまいに、整えられた雰囲気はにつかわしくないと思い、野山の中にあたかも昔からそこにあった様な山野の風景を取り入れた自然式の墓地にしようと考えた。
花屋寿栄禅尼の法名より、その山野には絶えず可憐な花が咲き続けている様に、又、その花が戦乱の時代を壮絶に生き延びたであろう土屋御前への弔いになる様に、そんな思いを込めて作庭に取り組んだ。


住職の御自宅のベランダガーデンです。このお仕事をさせていただいたご縁で、お寺のお仕事もさせて頂くことになりました。
私はこの庭を、ヨーロッパへ座禅修行に出向かれるなどの経歴をお持ちであられる住職御自身を投影させる庭にしたいと考えました。欧州的な異国の香りを表現するために、通常は白砂を使う部分を10cm角柱の天然石で表現しました。大海を漂う月光、その情影をこの庭に映し出せるように、水鏡となる天然の鉢石を置きました。

織田信長の生母は、花屋寿栄禅尼の法名でありました。
背面にあたる天然竹の垣根に、その「花」という文字を畏敬の念をもって刻みました。時が経つにつれ、決して目立ちすぎることなく、自然にとけこむ雰囲気になれば幸いです。

植栽工事については 2009年のワールドガーデンコンペティションで大変お世話になった二宮氏(隊長)に相談にのってもらいました。二宮氏は世界最高峰の舞台であるイギリスのチェルシーフラワーショーにて日本人として初めてゴールドメダルを獲得した人物で今でも世界中のフラワーショーの常連であり日本のショーガーデンの第一人者です。その二宮氏の植栽に対する自然的手法を実践を通じて勉強させていただいたきました。