ロンドンガーデン便り

vol.1 旅立ち

イングリッシュガーデンといえば
“花いっぱい”“シンメトリー(左右対称)”、“フォーマル”…等と想像される方が多いと思います。
ではロンドンズガーデンといえば?
ガーデン界のワールドカップといわれるチェルシーフラワーショーが毎年開かれることでもわかる様に、ロンドンはガーデンのメッカです。刺激的なその街には、隠された新しい庭のスタイルがあふれています。そのロンドンに2000年の7月~2001年6月まで一年間、ガーデン修行に行ってきました。
今まで日本で6年間ガーデンデザイナーとしてオフィス内で仕事をして来た僕ですが、「これからは現場作業もできるオールマイティーなガーデナーになる!」と期待に胸ふくらませロンドンに旅立ちました。

就職先であるキューガーデナーは、キューガーデン(キュー英国王立庭園)に行かれた方なら目にされたと思います。
 地下鉄キューガーデン駅を出てすぐ前にある一見おしゃれな花屋さんの様な店で、植木の販売、ガーデンの設計・施工及びメンテナンスを行っている総合園芸店です。オーナーのマシューは若くて気さくなナイスガイで、他のスタッフ全員もやさしく僕を迎えてくれました。僕はコントラクションというレンガを積んだり、石を貼ったりする仕事につきました。
そうしてロンドンでのガーデン修行が始まったのです。