ガーデンブログ
ゲイジュツの秋
津店 マキです。
先日、連休を頂きTokyoに遊びに行って参りました。
その中でひとつ、東京オペラシティというところで篠山紀信展が催されてました。
圧巻でした・・・。
有名人や著名人などの人物写真ばかりですが
展示の空間作りや迫力ある巨大パネルでの展示など圧倒されるばかりでした。
やっぱ大御所となると違いますね。
圧倒されてたせいもあるのか、とある写真を見た時
何故か泣きそうになってしまいました。
これが篠山氏の言う『写真力』ってことなんだと、後で気付かされました。
↓
「写真力」って何?
「写真力」
写真の力が漲った写真ね。
写された方も、撮った者も、それを見る人々も、唖然とするような尊い写真。
特に、人の顔の写真ってすごいよね。いろいろなことを思い起こすし、あの頃、あの子と付き合ってたとか、でもグラビアの子に随分
お世話になったとか(笑)、あの時代貧乏だったけど今より幸せだったかも・・・・・・とか。
時空や虚実を超えて、脳裏に強くインプットするイメージの力が、写真力ってわけだ。
そんな写真ってどうやったら撮れるかって?
そりゃ大変なんだよ。めったにそんな写真は写らない。
だって人知を超えた写真の神様が降りて来なくちゃ、すごい瞬間は立ち現れないんだもの。
その為にはあらゆる努力をする。被写体へのリスペクト、その場の空気を正しく読み、自分の感性を最大限にヒートアップさせる。
すると本当に偶に神様が降臨する。そりゃ、すごいぞ。そこで撮れた一枚は、その人への想いはもちろん、時代や自分史をも思い起こさせる力になってしまうんだから。
で、この展覧会は、50年間にわたって撮ってきた写真の中から、飛び切り写真力のある写真ばかりをえらんでみたものなんだ。
よりすぐりの顔、顔、顔・・・・・・ 写真ってスゴイぜ!
篠山紀信
写真集では感じられない何かを得た気持ちになり
行ってよかったと思いました。
この気持ちをまた何か仕事にいかせればな・・。
あと、こんな興味深い写真集もありましたので早速購入しました。
また感想お伝えします。