ガーデンブログ

蔵。

みなさん こんにちは。

この前 車で 走っていたら、気になる風景が目に飛び込んできたので、
思わず車からおりて 歩いて近寄って行ってしまいました。

壁の朽ち剥がれた漆喰の表情がなんとも言えない雰囲気を出しています。

昔 大工さんに聞いた話ですが、蔵の壁は内壁があり、少し隙間があって、外壁がある二重の構造

になっているらしいです。そしてその隙間には砂が詰めてあるらしいです。

その為 ネズミが外側の壁をかじって、穴をあけたとしても 隙間から砂が限りなく落ちてきて

掘っても、掘っても内壁にたどりつくことはできません。

良く考えられていてとても面白いです。

華美な装飾をそぎ落として、実益によってのみ生み出される形を唯一の装飾とする。

そのようなそぎ落とされた美しさには、時のはやり、すたりに流されることのない

力強さが宿っている。そんなことを時々考えるのでした。

Renmi